キャリアデザイン講座  キャリアデザイン

NPO法人日本アクティブキャリア開発 代表理事 田中
国家資格キャリアコンサルタント 博士(工学)
専門:eラーニングシステム、若者キャリア教育、実務キャリア開発
職歴:大手印刷会社で、技術、事業企画、人材育成、採用などを経験
   現在 キャリア講師、JOBカード支援員、ITコンサル
所属団体:ACCN会員、情報システム教育学会
 
特集 大企業の経験者を中小企業(20人以上)に就職するための課題
ワンポイントレッスン 中小企業を元気にするパート2

参考サイト
ジョブ型採用 人事ZINE
企業規模 中小企業庁サイト

大手を途中退職、定年退職(60歳)、再雇用定年退職(65歳)の人材がいる。
長年、務めてきたことから経営者や上司の顔色を見て働くのはもううんざりという方も多いでしょう。
私もそうであったので、講師業やコンサル業に転身しました。
講師業は、受講者にどう伝えるか、企業や学校に契約通りに実施するかで、継続が決まる。
個人のスキル次第でどうにでも変わるところが面白い。

著者は、東京都しごとセンター開催のシニア中小企業サポート人材プログラム講座修了(55歳以上)し、定年後、
中小企業へ再就職することに決めていた。

いろいろな課題が出てくる。
どうしてか
キャリアチェンジする訓練ができていない。
マッチング企業に入れない。
職種がマッチングしていないと長続きしない。

個人であれば、ジョハリの4つの窓がある。(参照indeed様サイト)
自己分析ツールです。
会社と個人がマッチングすれば、収益確保の道筋が見えてきます。

著者は、退職後、直ぐ、東京都中小企業振興公社に週4日で、再就職(契約1年間)した。
2年目は、障がい者向けの就労移行支援訓練校に週1日で、契約社員(1年契約)として訓練講師と週3日で、IT科
目の大学講師となりました。ほかに趣味のパソコン設定の職に就きました。

現役時代の知人になった人脈から仕事の依頼がありました。また、採用や人材育成・研修の業務経験から国家資格キ
ャリアコンサルタント資格を取得しました。
そのことから人事・採用の業務経験のため定年5年前に人事異動し、現在は、キャリアコンサルタント職もしています。

大手で養った知識や人脈は、中小企業に役に立つ。 ⇒ 職種が違うと役立たない。
その知識をどう活かせるかを考える。
就職先職業と自分の職業経験が違うと収益確保に時間がかかる。やはり、マッチングを考える。

大手と中小では、人材が違う。
大手には、沢山のセクションがあり、専門家が多くいるが、中小は、ほとんどいないため、自身がすべてを行う。
できなければ、何も進まない。

大手企業は、プロジェクトを作れるが、中小は、代表者の営業力に頼るしかない。

新規商品のヒントを見つける。
毎回同じことを話しますが、今の仕事(専門)から新たな仕事(多専)を見つけることを絶えず検討する。
そして、新規事業(多能)に繋げる。

今の商品が、会社の柱であれば、改良したり、プラスワンを加えて、継続する。 

検討は、PPM(プロダクトポートフォリオマネージメント)分析手法が、一般的です。
4つの象限から会社を分析する方法です。花形、問題児、金の生る木、負け犬から会社の進むべき道を探す。
参考 PHP研究所の「課題解決の技術」

中小企業が、収益を上げるためには、投資が必要
人的投資、設備投資、新商品開発、販路拡大をするための資金です。

ビジネスニュースを見ていると、今の商品をプラスワン、ツー、スリーのアイデアを見つけることで、収益が
アップした事例が多く紹介されています。
要するにアイデア次第で、収益がアップする事例です。

アィデアから試作品、調査分析、改善・改良、そして量産・設備投資です。
アィデアは、専門家を交え、議論することから始めます。

良い商品ができたら、販売先です。
調査分析は、社内だけで実施するのではなく、消費者、取引先企業からの聞き取りも必要です。
ただし、アィデアが良ければ、真似をされるケースもあります。慎重に実施することです。

著者の経験からも、契約外の集まりの中で、新規アィデアを話していると半年後に商品化され、自分に何も徳は
ないことは、多くありました。そのメーカーに話しても自分たちで、考え検討した商品だと話すだけです。
アィデアでも契約外の場で、話さないことです。
自分たちの商品をより良い商品にするための投資は、するべきです・・

コンサルタントや顧問を見つける

中小企業は、3つの課題を解決することだと考えます。
・商品開発は、今の商品にプラスワン技術
内部統制の書類整理と電子化
・販路拡大の営業活動と企業紹介

一番重要なのは、営業開発、販路拡大です。
いい商品ができても販路がなければ、収益が増えません。
販路拡大
業界のキーマンを紹介してもらう。
展示会(見学、参加)、商談会(公共、商工会)、ダイレクト営業(ホームページ、電子メール)を実施ることは、必要です。
陥りやすいこと
一生懸命に電話を掛け、営業する。
間違いではないが、むだ、むり、むらの3無になるのではないか・・
出来ない営業の陥る先は、退職につながる。

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社員がいつまでもいたい企業にするために